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カクヨム版「猫系男子のススメ」完結しました!

本日更新分をもちまして「猫系男子のススメ あふたー!」完結いたしました。
お付き合いいただきまして誠にありがとうございました!

こちらの作品は恋愛コンテストに参加しよう!と思いもともとサイトで公開していたものを加筆修正してカクヨムさんでの公開に踏み切ったのですが、ご新規さんにも既に読んだことのある方にも楽しんでいただけたようで、本当によかったです。
改めて翠くんのモデルになった愛猫たちにありがとうと言いたいと思います(笑)

最後までお付き合いくださいましてありがとうございました!
追記におまけを載せておきますのでよろしければお楽しみください。








 あれー? と首を傾げながらその小さな姿を探す。
「あっくーん? あかねー?」
 名前を呼んでも返事はない。いつもならすぐに駆け寄ってくるはずなのに。
「ただいま。あきは何してんの玄関で仁王立ちして」
「翠くんが出張から帰ってくるから茜とお迎えしようと思ったんだけど、隠れちゃったの」
 三歳になる息子は父親に似て猫みたいな子だ。どうやってそんな狭いところに入ったの、というところに隠れていたりする。これがまた探し出すのがたいへんなのだ。
「……まさか一週間いなかっただけで忘れられたりしてないよな」
 ひく、と顔を引き攣らせる翠くんに「どうだろうねぇ」と返す。だって翠くん、この一年くらい出張ばっかりだったもんなぁ。
「茜は翠くんそっくりだから拗ねてるんだと思うけどね。あかねー? パパ帰ってきたよー?」
 ようやくのそりと物陰から顔を出した息子は、じとっとした目で翠くんを見ている。
「茜、ただいま」
 翠くんが苦笑しながらしゃがんで手を広げると、待っていましたというように抱きついた。素直じゃないのは絶対翠くんに似たんだと思う。ぐりぐりと翠くんに頭をこすりつけている息子にすっかり先を越されたなぁ、と思いながらいとしいあたしの猫にキスをする。

「おかえりなさい、翠くん」